@article{oai:shiraume.repo.nii.ac.jp:00000802, author = {副田, あけみ and 山, 昌幸 and ソエダ, アケミ and ヤマ, マサユキ and SOEDA, Akemi and YAMA, Masayuki}, journal = {白梅学園短期大学紀要}, month = {}, note = {P(論文), ショートステイの制度上および実践上の目的とそれらの達成度にかんしてサービスの効果という点から検討してきた。事業としての制度上の目的は,老人の介護者・家族の負担の軽減と老人の長期ケア施設への入所を回避もしくは延期することである。既存の調査結果をみる限り,前者の目的は介護者の精神的負担の軽減という点でかなりのていど達成されているといってよい。後者の目的にかんしては達成できているとはいえないと推測されるが,今後用意周到な調査方法によって研究を重ね明確にしていく必要がある。サービス提供機関における実践上の目的は大きく分ければ,老人を一時保護し入所前と変わらない心身の状態で満足して家庭に現れるようにすることと,老人の日常生活動作における自立性を促進・維持することを含むクォリティ・オブ・ライフの向上を援助することといえる。これらの目的の達成度を直接示すような調査結果はない。関連する調査結果からは,老人は介護者ほどにはこのサービスに満足感を得ていないということがわかった。身体機能面での自立性の促進という点にかんしては,綿密な方法による調査研究の積み重ねのうえでその達成度を判断していくことが求められている。老人の満足感が相対的に低いこと,また,自立性の促進が十分にはみられないことのそれぞれの理由の一端についても論じた。今後,ショートステイの利用者が大幅に増加していくことはまちかいない。ショートステイの目的や目的達成を阻害する要因,促進する要因・手段にかんして論議や調査研究を積み重ね,ショートステイの事業としてのありかた,サービス提供のありかたをいっそう検討していく必要があろう。}, pages = {81--97}, title = {ショートステイ(在宅老人短期保護事業)の目的と効果(人文・社会科学篇)}, volume = {26}, year = {1990} }