@article{oai:shiraume.repo.nii.ac.jp:00000621, author = {近藤, 正樹 and 渡辺, 弘之 and 千葉, 滋男 and 安部, 琢哉 and 芝, 実 and 斉藤, 晋 and コンドウ, マサキ and ワタナベ, ヒロユキ and チバ, シゲオ and アベ, タクヤ and シバ, ミノル and サイトウ, ススム and KONDOH, Masaki and WATANABE, Hiroyuki and CHIBA, Shigeo and ABE, Takuya and SHIBA, Minoru and SAITO, Susumu}, journal = {白梅学園短期大学紀要}, month = {}, note = {P(論文), 本報は,IBP(国際生物学事業計画)のひとつとして,マレーシア・日本・イギリスが共同で研究した熱帯多雨林の研究のひとつで,土壌動物に関する一連の報告のひとつである。1971年4月から1972年8月までの間に,毎月5個,計68個の土壌塊を検査し,次の結果を得た。検査された土壌塊は,面積50cm×50cm,深さ20cmを単位とするものである。1.個体数が最も多いのは,アリを含む膜翅類の動物で全体の85.4%を占め,第2位は鞘翅類の幼虫の4.1%であった。現存量では膜翅類の26.6%,鞘翅類の成虫19.4%となった。2.全土壌大形動物の平均密度は1903個体/m^2,同現存量は3.1g/m^2であった。3.季節変化はすべての生物群について見られる共通点は明瞭ではないが,密度は6~8月に高く,現存量はむしろ7月に高くなっていた。4.Iδ-indexを用いた検討によると,ヒル類・サソリ類が少いが均等に分布し,貧毛類・半翅類・直翅類・鱗翅類・ヤスデ類・ムカデ類・ゴキブリ類についてはいくぶんかたまり気味であったが,かなり分散していることがわかった。アジを含む膜翅類とシロアリ(等翅類)はともに強い集合性を示していた。5.落葉が堆積している場所と,落葉がない場所との密度や現存量を比較してみたが,直翅類や鱗翅類幼虫については差が認められ難く,メクラグモ類・貧毛類・鞘翅類の幼虫と成虫・クモ類は集合性には差がなかったが,落葉のある土壌の方が高密度であった。双翅類の幼虫やアリを含む膜翅類は落葉の多い土壌の方が高い集合性を示した。6.これらの資料とA_(1979)のシロアリの密度や現存量の資料を加えて,この地域の土壌大形動物の密度は5000~5700個体/m^2同現存量は11.8~13.2g/m^2(湿重量)と推定することができる。ここに推定された密度は,今迄の報告にくらべて大きい値をとっているが,アリ・シロアリ以外の動物群のみを比較するとW_ et al. (1966)のタイにおける値とほぼ同様になる。}, pages = {1--26}, title = {西マレーシア・パソー保護林における土壌動物の生産力に関する研究 : V 土壌大形動物(貧毛類・ヒル類・節足類)の密度と現存量の季節変化(自然科学篇)}, volume = {16}, year = {1980} }